私の絵の原点

読売新聞日曜版よみほっと
(ニッポン絵ものがたり)
毎週楽しみにしてたが
今号3月27日で最終となり
取り上げられたのは
イラストレーター生頼範義
小松左京復活の日文庫カバーやスター・ウォーズ国際版ポスターでその絵を記憶している人は多いと思う
しかし、私にとって生頼範義のイラストとの衝撃の出会いはいまを遡ること50年前、、
当時中学一年の私は江戸川乱歩シリーズやシャーロック・ホームズシリーズを
読破するミステリー大好き少女だった
しかし講談社
少年版江戸川乱歩選集
を本屋で見つけその表紙を見た瞬間ぶっとびました!
箱に入りパラフィン紙に包まれ大人本顔負けの装丁、
震えながら手に取るとそこには今まで読んだ図書館にあったポプラ社には及びもつかぬ、
とても児童書とは思えぬ怪奇、残酷色満載、髪はザンバラに乱れ、
一度見たら夢にでそうな凄絶さでした
箱、表紙、見返しのイラストが
当時はあまり名前を知られていない生頼だったのです
他には蜘蛛男の挿し絵(不二本蒼生)も斬新で大胆なデフォルメ、
ユニークな画面展開に乱歩の小説より心を惹かれました
思えば私の絵に対する興味のきっかけになった出会いかも
そして珍しいのはリライターの名前も明記されていました
当時はリライターの名前が出ることはなく、
しかもこの装丁、今なら絶対ありえないかと
編集者の人たちの前衛的な売り出し方も
当時はできたんでしょうね
今は情報があふれているけど逆に不自由さがある気がします

今手元には3冊あり、当時は420円だったものが、今5000円程になっています
残り3冊も探して全巻揃えたい!

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